記事詳細

韓国裏切り…北の「瀬取り」加担か 国際政治学者・藤井厳喜氏「トランプ政権は、文政権をまったく信用していない」 (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米政権が、韓国への不信感を高めかねない事案が発覚した。韓国船籍のタンカーが、国連安全保障理事会の制裁決議に反し、北朝鮮籍船舶に洋上で物資を移し替える「瀬取り」に関与した疑いが浮上したのだ。6月12日の米朝首脳会談を見据えて、トランプ氏は22日(米国時間)、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米韓首脳会談を行う。韓国の“掟破り”が事実となれば、北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)まで、「最大限の圧力」をかけ続ける米国の方針を裏切ったことになりかねない。 

 衝撃の事案は、産経新聞が13日朝刊の1面トップで、「韓国船、北瀬取りに関与か」「南北会談直後に発生」などの見出しで報じた。

 政府関係者によると、海上自衛隊艦艇が5月上旬、東シナ海の公海上で韓国船籍タンカーが北朝鮮船籍タンカーに横付けしているところを確認。2隻の動きから「瀬取りの疑いがある」と判断した。

 北朝鮮による「瀬取り」に、韓国船籍の船舶が関与した可能性が浮上したのは初めて。日本政府は、韓国政府に事実関係を確認するよう求めるとともに、米国など関係国に情報提供し、当時の状況の分析を急いでいる。

 この件は、NHKや共同通信、民放テレビなどが13日、読売新聞や毎日新聞も14日朝刊で後追いした。朝日新聞と東京新聞の14日朝刊(それぞれ14版と12版)には、記事は見当たらなかった。

 国際社会の警告を無視して、「核・ミサイル開発」を強行し、生物・化学兵器を保有する北朝鮮に対し、米国と国連を中心とする国際社会は「最大限の圧力」をかけている。

関連ニュース