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国に食糧奪われ、次々と餓死する北朝鮮の農場員たち (1/2ページ)

 今年2月初めから3月末にかけて、北朝鮮の協同農場で多くの農民が餓死していたことが明らかになった。先月、中朝国境を訪れた北朝鮮国内に住むデイリーNKジャパンの情報筋が伝えた。(丹東=カン・ナレ記者)

 ■国の支援でようやく延命

 北朝鮮の南部・黄海北道(ファンヘプクト)の住民はまず、「金正恩の指示に従い国家保衛省(秘密警察)が協同農場のうち、食糧の無い家庭について特別調査を進めている」とし、「そうした家庭に対しては洞事務所(役場)が毎日1キロのトウモロコシを供給している」と語った。

 この住民はさらに、「黄海北道の協同農場では、2月初頭から餓死者が出始めたが、当局は当初、傍観しているだけだった。農繁期が近づくにつれ、死なない程度の食糧を支援しているだけだ」と北朝鮮政府の遅い対応を非難した。

 一方、平安北道に住む別の情報筋は同じ時期に、「今年2月はじめから3月末にかけて、黄海北道と咸鏡南道(ハムギョンナムド)、江原道(カンウォンド)の協同農場で多くの農民が餓死した。もし、4月初めの国による食糧支援がなかったら、大規模な餓死者を出す事態に発展していただろう」と述べた。

デイリーNKジャパン
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