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【菊池雅之 最新国防ファイル】機動力を重視、島嶼奪還&防衛に効果発揮 第42即応機動連隊 (1/2ページ)

 2018年度よりスタートした第42即応機動連隊(北熊本駐屯地)は、もともとあった第42普通科連隊を拡大改編するかたちで誕生した。

 主力となるのは、3個ある普通(歩兵)科中隊である。この部隊は、タイヤ式の装甲車である96式装輪装甲車を配備し、他の普通科連隊とは異なり、機動力を重視しているのが特徴だ。

 上空からの偵察のため、他の部隊に先駆けてドローンも採用した。タブレットで操作するエリヨン社(カナダ)の「スカイレンジャー」だ。見た目は撮影用ドローンに近いが、最大風速25メートルまで耐えられ、操作不能に陥ると、自動的に着陸するなど高い能力を有している。赤外線カメラや、高解像度カメラを備え、司令部では昼夜を問わず、詳細な敵情報を映像で確認できる。

 普通科中隊の攻撃を支援し、敵を制圧する打撃力を行使するのが、16式機動戦闘車MCVだ。機動戦闘車隊に配備され、96式装輪装甲車とともに行動する。

 今回の改編で、第8戦車大隊が廃止されることになった。それに伴い、戦車部隊の隊員たちが主となりMCVを取り扱うことになった。

 初代第42即応機動連隊長を務める末永政則1等陸佐は「戦車」出身の幹部である。かつて第2戦車連隊(上富良野駐屯地)にて、戦車中隊長として、74式戦車部隊を指揮していた経験を持つ。陸自で初のMCV配備部隊を指揮するにあたり、「戦車乗りとしての経験」が重要であると考えられたのだろう。

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