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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「失敗」》財務次官セクハラ疑惑 男同士のかばい合いはもうやめよ (1/2ページ)

 女性記者へのセクハラ疑惑が報じられた財務省の福田淳一事務次官に関し、政府は24日の閣議で辞任を承認した。疑惑をめぐる財務省の一連の対応は失敗だったと言わざるを得ない。

 まず、ことの重大性を分かっていなかった。週刊新潮が疑惑を報じた12日の時点では、麻生太郎副総理兼財務相は福田氏への口頭注意にとどめ、事実関係の調査や処分は必要ないとの認識を示していた。「最強官庁」の事務方トップの醜聞が、こんな対処で一件落着となるはずがない。

 新潮がインターネット上で音声データを公開すると、財務省は福田氏からの聴取結果として疑惑を全面否定する文書を発表する。文書には、聴取を行ったのは福田氏の部下の矢野康治官房長であることも記されていた。財務省の「福田氏擁護」の姿勢は鮮明だった。

 さらに批判を招いたのは、同省の記者クラブ(財政研究会)の加盟社に対し、福田氏からセクハラ被害を受けた女性記者がいたら、調査を委託した顧問弁護士に名乗り出るよう求めたことだ。被害者側への配慮に欠けた対応に、閣内や与党内から批判が噴出した。財研は調査協力の要請は受け入れられないとする抗議文を提出した。

 「(被害女性が)申し出てこないとどうしようもない」「(福田氏が女性に)はめられて訴えられているのではないかとか、いろいろ意見がある」(麻生氏)

 「弁護士に名乗り出て、名前を伏せておっしゃることが、そんなに苦痛なことなのか」「財務省としての調査は一応続けますよ。きちんと」(矢野氏)

 この間の麻生氏や矢野氏の発言は、セクハラ被害に泣く女性たちの感情を逆なでするような内容ばかりだった。これを二次被害と言わずして何と言うべきか。性犯罪と同じで、被害者はセクハラ行為そのものにも傷つくが、被害者側の心情に理解のない周りの反応にも傷つくのだ。

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