記事詳細

【長谷川幸洋「ニュースの核心」】財務省“巨悪”実態、一般常識とかけ離れ 長谷川幸洋氏「謝罪の言葉一つなし…小賢しさの極致」 (1/3ページ)

 最強官庁・財務省の信頼が地に落ちている。学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる決裁文書改竄(かいざん)や、福田淳一事務次官(58)のセクハラ発言疑惑など、想像を絶する不祥事が続出しているのだ。政府は24日の閣議で、福田氏の辞任を正式決定する方針。事実上の更迭となるが、約5300万円とされる退職金には国民の批判も多い。それにしても、霞が関屈指のスーパーエリート集団は、どうして道を踏み外したのか。絶望的になった来年10月の消費税増税と、財務省の解体的出直しとは。政権批判ばかりで、ブーメランを繰り返す野党戦術への疑問。ジャーナリストの長谷川幸洋氏が迫った。

 財務省スキャンダルが止まらない。決裁文書改竄に続いて、ゴミ撤去費用の口裏合わせも明らかになった。

 そこへ、セクハラ疑惑である。被害者である、テレビ朝日の女性記者が証拠の録音テープをもとに訴えているのに、福田氏が認めない展開には、あきれるほかない(=福田氏はセクハラを否定し、裁判で決着させる意向を示している)。

 さらに、矢野康治官房長までが「(名乗り出るのは)そんなに苦痛なことなのか?」と国会で答弁し、女性の神経を逆なでした。テレビ朝日から抗議を受けたというのに、福田氏も財務省も、被害女性に謝罪の言葉一つ、口にしていない。

 まさに、財務省という組織と財務官僚が、一般常識とかけ離れているのである。

 最強の官庁とうたわれた財務省が、ここまで落ちぶれてしまったのは、なぜか。私は、彼らの「偏執狂的な無謬信仰」こそが原因と思う。「小賢しさの極致」が、いまの財務省なのだ。

 彼らの無謬信仰は肝心の財政問題でも一貫している。企業でも家計でも国家財政でも、借金問題を考えるのに資産と負債を合わせたバランスシート(貸借対照表)で考えるのは当たり前だ。

zakzakの最新情報を受け取ろう