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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「失敗」》「敬老者」の電車席取りで「炎上」

 宮城県内を走行中のJR車内で、老人クラブのメンバーが次の駅から高齢者が乗車することを理由に「席をお譲りください」とする紙を置いて電車の座席を確保したとして、インターネット上などで批判が殺到し、クラブが所属する連合会が謝罪に追い込まれた。

 今月9日、JR東北線の車内で座席に置かれていたのは1枚の紙。「席をお譲り下さい」「次の駅から、敬老者が16名乗車します」との言葉とともに、老人クラブの名前が記載されていた。

 同県大河原町へ花見に向かったという一行。ツイッターに「これはひどい」として紙が置かれた座席の写真が投稿されると、ネット上で「あつかましい」「16人もいるんなら小型のバスでも貸しきれば良かった」など批判が相次いだ。「敬老者」という聞き慣れない言葉に疑問を呈する意見もあった。

 クラブが所属する仙台市老人クラブ連合会は10日、ホームページ上に《多くの皆様がお花見を楽しみに、列車にご乗車されたにもかかわらず、会員の行為で不快な思いをさせてしまいましたことに心よりお詫び申し上げます》とするコメントを掲載した。

 電車の座席をめぐる議論は、ネット上で加熱しやすいテーマの一つだ。

 たとえば、妊婦であることを示すマタニティマークをつけていても「優先席を譲ってもらえないことが多い」という投稿には、共感の声だけでなく、「確実に座れる時間帯にでかければいい」「老人、妊婦じゃなくても身体のどこかが悪く座っている人もいる」といった指摘も寄せられる。

 優先席は高齢者や妊婦、体の不自由な人のためのものだが、ひとくちに「高齢者」といっても元気な人もいるし、一見、健康そうに見えても内臓疾患を抱えるもいる。優先席を含めて、自分の席を譲るかどうかはあくまで座った人の判断に委ねられているだけに、議論になりやすいのだろう。

 そういう意味では「敬老者(高齢者)」というだけで、無条件に席を譲るよう求めているように見える今回の事案が、反発を呼んだのもうなずける。一方で、席を必要としている高齢者が大勢いるのも事実だ。優先席に限らず、通勤電車などで疲れていても、周囲に気を配る余裕を持ちたい。(司)

 くしゃみと鼻水が止まりませんが、花粉症と診断されたくないので、市販薬でしのいでいます。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。4月のお題は「失敗」です。

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