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“日報で大騒ぎ”国会に元自衛隊大物OBが異議! 「『日報』は機密情報、単純な公開対象にならず」 (1/2ページ)

 自衛隊の日報問題で国会が大騒ぎするなか、自衛隊の元空将が真正面から異議を唱えている。国際常識では、実力組織の「日報」は機密情報にあたり、単純な情報公開の対象にはならない。自衛隊を紛争地帯に出さないことを決めた政治の不作為こそ、現在の混乱をもたらしている-という主張だ。国民は、この提言をどう受け止めるのか。

 注目すべき訴えをしたのは元航空自衛隊空将で、軍事評論家の佐藤守氏。自身のブログに6日、「空前絶後の暴挙?どちらが?」との記事をアップした。

 ブログでは、日報の存在報告が1年も遅れたことを《組織として問題》と批判しながら、《日報そのものの意義を理解していない政治家の要求の方が暴挙に等しいと、私は感じてきた》と記している。

 佐藤氏を直撃すると、「自衛隊の日報は、いわゆる軍事作戦の『戦闘詳報』にあたり、詳細な情報から教訓まで書いてある。それはPKO(国連平和維持活動)に派遣されている各国部隊と共有しており、公開すれば各国から情報が得られなくなる。隠す隠さないの問題ではなく、基本的に機密情報だ」と指摘する。

 欧米諸国では、日報は永久保存としたうえで30年後や50年後に完全開示しているようだ。他省庁と同じ行政文書と位置づけ、単純な情報公開の対象にしていることに無理があるのかもしれない。

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