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金正恩氏が「性犯罪スキャンダル」幹部を仲間はずれにするワケ (1/3ページ)

 金正恩党委員長は先月25日から電撃的に中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。訪中時には金正恩氏を支える要幹部が同行したが、首脳会談ではある人物の姿が見られなかった。

 その人物とは崔龍海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長。過去に変態性欲スキャンダルの醜聞に塗れたとされている人物だ。

■女性の歯を抜いて

 金正恩氏の訪中に同行したのは、李雪主(リ・ソルチュ)夫人のほか、党の最高幹部である崔龍海、朴光浩(パク・クァンホ)、李洙●(=土へんに庸)(リ・スヨン)、金英哲(キム・ヨンチョル)、李容浩(リ・ヨンホ)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、金成男(キム・ソンナム)、金炳鎬(キム・ビョンホ)の各氏。2月に韓国の文在寅大統領と会談した金正恩氏の実妹である金与正(キム・ヨジョン)氏は同行しなかった。彼女は妊娠中と見られている。列車での長時間移動は負担が大きいことから、今回は同行を見送ったのかもしれない。

 首脳会談には李洙●(=土へんに庸)、金英哲、李容浩氏が同席したが、崔氏は抜けた。崔氏は日韓メディアからは「北朝鮮ナンバー2」と見られている。その崔氏が訪中したにもかかわらず首脳会談に同席しなかったのは、不自然だ見る向きもある。

 しかし、筆者はそもそも、崔氏が「ナンバー2」としての実権を持っているとは思っていない。

 崔氏の父は、金正恩党委員長の祖父・故金日成主席の盟友だった崔賢(チェ・ヒョン)元人民武力部長(国防相に相当)だ。崔氏は、抗日パルチザン時代から金日成氏を支えた人物の息子ゆえに、最高幹部の地位を維持してはいる。しかし女性問題、それもほとんど性犯罪とも言えるほどの変態性欲スキャンダルを起こした過去を持ち、失脚と復活を繰り返してきた札付きの極悪幹部である。

 (参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル

デイリーNKジャパン
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