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オスプレイ、横田基地前倒し配備の狙い 米朝首脳会談前に最大の圧力

 米空軍の輸送機CV22オスプレイが今週後半、横田基地(東京都福生市など)に到着し、夏ごろに正式配備される。在日米軍が発表した。当初は2019年10月~20年9月に配備予定だった。前倒しの背景には、激動する朝鮮半島情勢への対応があるとみられる。

 防衛省によると、オスプレイ5機を積んだとみられる輸送船が3日、横浜市神奈川区の米軍施設「横浜ノースドック」に到着した。エンジンテストを終えた後に横田基地へ向かう。

 朝鮮半島情勢で想定される使用方法について、評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「在韓米国人らの輸送に大きな役割を果たすことが期待されている。米軍が特殊部隊を投入する際の使用も考えられる」と話す。

 オスプレイは、ヘリコプターの垂直離着陸機能と、固定翼機の長所(=飛行速度の速さや、航続距離の長さ)を併せ持つ。1回補給を受ければ朝鮮半島をノンストップで往復できる。収容人数も24~32人とされる。

 北朝鮮は今年になって対話攻勢に転じ、南北首脳会談(27日)、米朝首脳会談(5月)が予定されている。配備を前倒しした意味は何なのか。

 潮氏は「外交と軍事は車の両輪だ。米朝首脳会談で、米国側が実を得る形(=北朝鮮の『核・ミサイル開発』完全放棄)で成功するためにも、最大の圧力を維持すべく、スケジュールを前倒ししたといえる。一方で、交渉が決裂したり、会談が開かれない可能性もある。そういう事態を見越して、粛々と配備を進めているのではないか」と語った。

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