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【投稿!オレンジ広場】森友、加計問題は「ウサギとカメ」 エリート集団の文書改竄に驚き (1/2ページ)

 ■ウサギとカメ

 森友や加計といった一連の学園開設の問題や佐川宣寿前財務省理財局長の国税庁長官辞任の件、そして一連の企業の不正データ事件などを受けて思うことは(官僚による“忖度”は別問題として)あまりにも事を性急に実行しようとし、バタバタと結果を急ぎすぎると、結局は拙速となり、このような結末に至る、という点である。

 そこで「ウサギとカメ」の逸話を思い出した。ウサギのように走力に優れていて結果を急ぐと、そこに油断や何らかのゆがみが生まれ、かといってカメのようにあまりにも足が遅いと、世界の潮流に取り残されて対応できなくなる。

 ノーベル賞の歴代の受賞者が常に口をそろえて言うことは、どんなに世の中が早い結果を求めてきたとしても、たとえなかなか結果が出なくても、息長く地道な基礎研究に力を入れておかないと、期待するような華々しい結果は出ないということである。

 たしかに、世界の流れは速い。この速さについていけないと会社はつぶれ、金もうけもできなくなるのは事実である。しかし、書類の書き換えも含めて、事を急ぎすぎて何か大切なものを見失ってはいないだろうか。

 世の中には速い流れと、もうひとつ長い目で事の善しあしを見極めるゆったりした流れの2つの流れがあってもいいのではないか。ウサギも要るがカメも要る。この頃そう強く思うのである。(和歌山県・60歳、中川祐一)

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