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【室谷克実 新・悪韓論】韓国・文政権、教育改悪で“従北史観”急テンポ 「北、正しい国」「日本、悪い国」若い世代にたたき込む (1/2ページ)

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪、対北特使団派遣、対米使節団派遣による米朝首脳会談開催の原則的合意…。重大ニュースも、韓国では権力者や有名人によるセクハラ被害の告発運動(MeToo)の中に埋もれてしまいそうな気配だ。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権による「社会科関連の教科書・教材の改訂」の話題は、もはや完全に埋もれてしまった。だが、そこに着目すれば「国内の赤化」を急ぐ文政権の路線が見えてくる。李明博(イ・ミョンバク)元大統領の監獄行きも秒読みだ。「赤くて暗い韓国」への道は、北朝鮮の非核化より、急テンポで進んでいる。

 今年の1学期(=韓国の教育年度は3月から)に使われる小学校6年生用の国定社会科教科書からは、1948年8月15日についての記述が「大韓民国樹立」から「大韓民国政府樹立」に変わった。

 背後には、19年の上海臨時政府樹立が国家としての発足であり、48年は南部にも政府ができた年に過ぎない。つまり、北朝鮮の政府の方が古くからあり「正統」なのだ-という従北史観がある。

 「北朝鮮は依然として朝鮮半島の平和と安全保障を脅かしている」という記述は削除されたと朝鮮日報(18年3月6日)は伝えている。

 そして、朴正煕(パク・チョンヒ)政権について「維新体制」「維新憲法に伴う統治」としていた記述は「維新独裁」に改められ、朴政権が進めた地域開発運動「セマウル運動」関連の写真は取り除かれたという。

 さらに朝鮮日報(18年3月8日)は「教科書を修正する過程で執筆責任者は排除され、一部の学者が作業を主導した」ことを明らかにして、「責任者も分からないまま教科書を修正するとは、泥棒行為」と批判している。が、保守系紙の批判など、どこ吹く風か。小学6年生は、正体不明の左翼学者が手を入れた国定社会科教科書で教育されるのだ。