記事詳細

【長谷川幸洋「ニュースの核心」】トランプ氏は正恩氏と韓国に一杯くわされた? 米、軍事攻撃の“大義”づくりも (1/2ページ)

 朝鮮半島情勢が一挙に動き出した。ドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の要請に応じて、5月までに首脳会談を開くという。一体、何が起きているのか。

 トランプ氏は、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が口頭で伝えた正恩氏の伝言を聞き、会談受け入れを即答した。この決断は勝算あっての話なのか、それとも勇み足なのか。

 まず指摘したいのは、トランプ氏が、正恩氏と韓国に「一杯食わされた」可能性だ。

 そもそも、「金正恩氏の意向」は本人の肉声で伝えられたわけではない。すべて「韓国がそう言っている」だけだ。

 鄭氏が伝えた伝言は、北朝鮮の「非核化の意思」や「核とミサイル実験の中止」「大統領との早期会談要請」「米韓合同軍事演習を『理解する』」などだった。これは鄭氏が先に「南北合意」として発表した内容とほとんど同じである。

 ただ、韓国側はこれ以外にも「未発表の正恩氏のメッセージがある」と言っている。

 北朝鮮が信用できないのは当然として、軍事攻撃を回避したい韓国もトランプ氏から色良い返事をもらうために、正恩氏の話を都合よく加工して伝えた可能性がある。文在寅(ムン・ジェイン)政権の話をうのみにできないのは、日本の慰安婦問題で証明済みだ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう