記事詳細

習近平氏、カリスマなき?独裁 「99・8%」賛成で任期撤廃もプロパガンダに必死

 「99・8%」。中国の全国人民代表大会(全人代)で、国家主席と副主席の任期規定を撤廃し、習近平国家主席(共産党総書記)の思想を国の指導思想として明記した憲法改正案への賛成票の得票率だ。形の上では毛沢東と同格になったともいえる習氏だが、宣伝映画でカリスマ性を高めようと懸命な様子もうかがえる。

 憲法改正案は賛成2958票、反対2票、棄権3票の圧倒的多数で採択された。賛成100%にしないことで“民主的”な投票だった雰囲気を出す意図もあったようだ。

 憲法上は終身支配が可能となった習氏だが、プロパガンダにも必死だ。中国では全人代に合わせてドキュメンタリー映画「すごいぞ、わが国」が公開中で、この5年間の中国の発展を誇示し、要所要所に演説や視察を行う習氏が登場する。連日、官製メディアが盛況ぶりを伝えている。

 2022年の党大会で69歳となる習氏は68歳で引退する共産党指導部の慣例も破るとの見方もある。長期独裁政権の危険度も99%といったところか。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース