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正恩氏が米朝会談を哀願 ホワイトハウスが突きつけた条件を「丸飲み」 (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領は5月末までに、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する。具体的な日程や場所は今後、両国で調整する予定だ。首脳会談決定の裏には、米国主導で極限まで強まった国際圧力に屈し、正恩氏が対話を求めてきた可能性が指摘されている。ただ、トランプ政権は裏切りを重ねてきた北朝鮮を信用していない。約束破りを見越し、圧力をかけ続ける。

 「北朝鮮が弾道ミサイル発射と核実験を中断し、非核化議論のための会談を望んできたのは、正恩政権を孤立させるトランプ大統領の戦略がうまくいった証拠だ。米国がまったく譲歩をしていないにもかかわらず、北朝鮮は(対話の)テーブルに上がってきている」

 マイク・ペンス副大統領は9日に発表した声明で、こう述べた。

 米朝首脳会談の開催が決まった8日、韓国大統領府関係者は「自国の手柄」のように明らかにしたが、真相は少々違う。トランプ政権は以前から、周到に準備を進めていたというのだ。

 外交筋が、その経緯を明かす。

 「ホワイトハウスは、韓国を通じて北朝鮮に条件を出していた。1つは『米韓合同軍事演習は継続する。文句を付けるな』というもの、もう1つは『核完全放棄の意思を示せ』だった」

 この2条件は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪開会式に合わせて訪韓した、正恩氏の妹、与正(ヨジョン)氏に、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領から伝えられたとされる。

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