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佐川氏辞任で麻生氏いよいよ正念場 憶測呼ぶ追加処分言及…関係者「何らかの事実つかんでいるのでは」 (1/3ページ)

 学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐる事態が9日、急転した。学園の対応にあたった財務省近畿財務局の男性職員の自殺が明らかになり、その直後、国税庁の佐川宣寿(のぶひさ)長官が電撃辞任したのだ。朝日新聞は10日朝刊でも、決裁文書「書き換え」疑惑の決定的証拠は示していないが、佐川氏の辞任では幕引きを許さない一部野党の攻勢は続いている。麻生太郎副総理兼財務相は強気の対応を続けているが、展開次第では窮地に立たされそうだ。

 「近畿財務局の職員が亡くなられたことに関しては報告は受けていますが、大変残念だと思いますし、誠に悲しい話だと思っています」

 「佐川長官から、理財局長時代の国会対応に丁寧さを欠き、国会審議の混乱を招いたことなどを踏まえて長官の職を辞し、退職したいとの申し出があり、本日付で退職させています」

 麻生氏は9日夜の記者会見でこう語った。

 いつもの強気の姿勢を崩さず、矢継ぎ早の質問にも淡々と応じた。進退問題について食い下がった女性記者に対し、「同じ質問を何回もさせるのが○○新聞の指令? 違うの。じゃあ、この方の趣味だ」などと笑顔で返したが、不快感がはっきり表れていた。

 永田町に男性職員の訃報が駆けめぐったのは、これに先立つ9日午前のことだ。

 男性職員は管財部の担当者として、森友学園との交渉に携わり、昨年2月の問題発覚前後は、メディアからの問い合わせに対応していた。関係者によると、昨秋ごろから体調を崩し、欠勤しがちだったという。7日に神戸市内の自宅で自殺しているのが見つかった。

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