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仰天! 正恩氏から米朝首脳会談提案 トランプ氏5月までに訪朝か

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、驚きの一手を放った。現在訪米中の韓国政府特使団が8日、「正恩氏のメッセージ」として、米朝首脳会談の開催をドナルド・トランプ米大統領に伝えたというのだ。「金王朝の延命」のための提案とみられるが、韓国政府高官によると、トランプ氏は5月までに会う意思があると応じたという。米朝トップの会談が実現すれば史上初めてとなる。トランプ氏は、正恩氏に「核・ミサイルの完全廃棄」を確約させられるのか。

 韓国政府の特使団は8日、ホワイトハウスで、トランプ氏と会談した。CNNテレビは同日、特使団が正恩氏の「親書」を手渡したと伝えた。米朝首脳会談の呼びかけは、親書の中に含まれていたとみられる。トランプ氏の「5月訪朝」説を流すメディアもある。

 トランプ氏は今年1月、「対話は良いことだと常々思っている」と述べたうえで、「(北朝鮮に最大限の圧力をかける)米国の立場は非常に強固だ」と指摘した。前提条件次第では、正恩氏との直接対話に応じても構わないとの立場を示している。

 ただ、トランプ政権が米朝対話の前提条件としている、「朝鮮半島の非核化」の兆候は一切見られない。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」が5日発表した商業衛星写真に基づく分析によると、北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の核施設にある黒鉛減速炉が稼働を続けている形跡があることが判明した。稼働継続が事実であれば、核兵器製造用のプルトニウムの生産を再開した可能性がある。

 1994年の「米朝枠組み合意」以降、北朝鮮は米国をはじめとする国際社会をだまし続けてきた。核開発凍結や核廃棄を約束しながら、経済支援だけを受け入れ、その後も核開発を着実に進めてきた。

 正恩氏との直接対談は核廃棄を迫るチャンスである一方、正恩氏に「核・ミサイル開発」の時間稼ぎを許し、狂気の国家に「悪魔の兵器」を持たせてしまう「リスク」をはらんでいる。

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