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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「新年度」》鮮度が薄れた政権の安定運営は謙虚さあってこそ (1/2ページ)

 安倍晋三政権発足から5年以上たち、安定政権の実現と引き換えに確実に色あせているのは政権の“鮮度”だ。長期政権の宿命とはいえ、鮮度が落ちて、腐敗してしまう懸念はないだろうか。

 永田町で「新学期」といえば、衆参選挙後に新人議員が初登院したり、閣僚や各党の役員人事が変わったりするときだが、国政政権5連勝中の今、そうしたフレッシュな場面は失われて久しい。いつからか、国会での与野党攻防が「いつもの議員がいつものパフォーマンスを繰り広げているだけ」に見えてしまうのは記者の惰性だろうか。

 開会中の通常国会について、首相が「働き方改革国会」と名付けながら、所管の厚生労働省による労働力をめぐる調査データはあまりにずさんだった。その結果、アベノミクスの成否を左右するとも言われる裁量労働制適用拡大に関する一部法案が働き方改革関連法案から削除されることになった。

 また、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却をめぐり、決裁文書が書き換えられていた疑惑が朝日新聞報道で浮上し、財務省は苦しい説明に追われている。いずれの問題も役所の仕事が精度に欠け、政府は国会審議への緊張感が欠けていることから起こった。

 少し前から政府関係者を取材していて感じていたことがある。官邸に近い国会議員や官僚を取材していると、こちらに気を許しているせいか、「この程度説明しておけば大丈夫だろう」「どうせ○日にはまとまるでしょ」などと話す人が少なくない。

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