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【富坂聰 真・人民日報】過剰反応する中国のナショナリズム 外国人優先の警察に批判殺到 (1/2ページ)

 中国人のナショナリズムに突然火がつくきっかけは、何も日本の歴史問題に限った話ではない。

 世界からいじめられた暗黒の近代史のせいか、対外的な問題で時に過剰反応するのが、この国の人々の一つの特徴でもあるからだ。

 ここ数年、経済的な台頭を遂げたとの認識が国内に広まる中国だが、その地雷はあいかわらず存在する。ただし、昨今では対日よりもむしろ「外国」という広い対象に向けて発揮されるケースが多いという。

 ナショナリズムに限った話ではないが、対外国という視点では、中国人はやたらと「よい顔」をしようとする「メンツ」の面と、小さなことで馬鹿にされたと腹を立てる過剰反応がある。

 そこで今週、まず取り上げたいと思うのが、中国人が何かにつけて対外的な顔(メンツ)を気にする体質についてだ。

 これは白人コンプレックスとも重なり、日本人にも共通する話題かもしれない。

 このテーマが中国で論争を巻き起こしたきっかけは、昨年12月4日に全国的な注目を集めたある報道だった。

 場所は雲南省昆明市。フランスから留学して同地で学ぶ一人の女子大生が、青色の電動スクーターを盗まれるという事件が起きた。

 被害の報せを受けた現地の昆明市公安局馬村派出所は、すぐに捜査を開始。結果、24時間以内に盗難されたバイクを見つけ出し、持ち主に返したという。

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