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【高橋洋一 日本の解き方】国会審議はこれでいいのか ずば抜けて長い日本の拘束、外国訪問や国際会議に支障 (1/2ページ)

 河野太郎外相が、国会審議について不満を述べたツイートが話題になった。その後削除されたが、首相や大臣の政治日程と国会審議のあり方は、果たしてこのままでいいのか。

 14日の衆院予算委員会は、外交防衛の集中審議が行われていた。NHKの中継で、河野外相が腕を組んで目をつぶる姿が映し出されていた。

 ネットを中心に、河野外相が委員会の最中に寝ているという批判が出たことを受けて河野外相は、自身のツイッターで「やらねばならないことが山のようにあるのに、9時から5時まで答弁が無くとも委員会に座ってろって…腕組んで目を瞑る暇に仕事させてほしい!」と書き込んだ。

 この発言は河野外相らしい率直なものであるが、今の国会運営方法では集中審議の際に外相はずっと委員会にいなければいけないので愚痴を言っても意味はない。そのためか、ツイートは削除された。現職閣僚が国会審議方法を批判して、国会が止まったりして予算案審議に支障が出たら、それこそ目も当てられないからだろう。

 しかし、今のやり方を多くの人が批判しているのも事実だ。筆者も役人時代、答弁も求められていないのに、閣僚がまるで「拷問」のように委員会席に貼り付けられて、必要な事務仕事ができないことを不合理に思ったことが何度もある。

 その後、海外の議会運営を見ても、やはり日本の国会の不合理性を感じざるを得なかった。例えば、米国や英国の議会では、質問と答弁に必要な人しかいない。だからこそ、小ぢんまりとした雰囲気で、小人数の熱い議論が行われている。日本の国会では質問しない人が別のことをやったり、答弁しない大臣が座り続けていて眠くなるのも仕方ないだろう。

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