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北朝鮮「美女応援団」の間にもぐりこむ秘密警察の怪しい動き (1/2ページ)

 韓国で9日に開幕した平昌冬季五輪に合わせは、北朝鮮からは選手団46人、応援団やテコンドー演武団、記者団など280人、関連イベントに参加する芸術団140人など、500人近くが韓国を訪問している。

 そのうち、南北合同の女子アイスホッケーチームに合流した面々に、正体不明の男性2人が参加しているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことをきっかけに、韓国国内では「国家保衛省(秘密警察)の要員ではないか」との疑惑が浮上した。

 聯合ニュースによるとこの2人は、6日になってテコンドー演武団の一員のキム・スンチョル氏、キム・ヨンチョル氏であったことが判明した。しかし、彼ら2人がそうであるかどうかは定かではないものの、メンバーに保衛員(秘密警察)が混じっているのは公然の秘密だ。

 スポーツ選手に限らず、海外に派遣される人に保衛員が監視役として付くのは、北朝鮮では当たり前のことだ。たとえばロシアや中東などに派遣されてきた労働者にも保衛員の監視が付いており、劣悪な環境に耐えかね脱走する労働者に対して凄惨な私刑を加えたりもする。

 (参考記事:アキレス腱切断、掘削機で足を潰す…北朝鮮労働者に加えられる残虐行為

 派遣先が、一歩踏み出すだけで脱北できてしまう南朝鮮(韓国)ならばなおさらだ。

 平壌のデイリーNK内部情報筋によると、「今回、韓国に派遣される保衛員の選抜は以前にもまして徹底して行われた」という。やはり、国際社会からの経済制裁下にある厳しい局面を転換させるための五輪参加だけに、万が一にもトラブルが起きないよう、北朝鮮当局も万全を期しているのだろう--と、思いきや、それとは別の事情もあるという。情報筋が続ける。

デイリーNKジャパン
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