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金正男氏と米国の接点に「日本人の影」…殺害事件の「引き金」に!? (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏が昨年2月、マレーシアで殺害された事件で、実行犯の東南アジア女性2人の公判が29日、首都クアラルンプール郊外の高等裁判所で開かれた。

 証人として出廷したマレーシアの捜査関係者は、この場で初めて、金正男氏が殺害の4日前に同国北部のランカウイ島で、韓国系米国人の男性と接触していたことを公式に認めた。

 これと同様の情報は、昨年5月の段階ですでに、朝日新聞が報じていた。気になるのは韓国系米国人の素性だが、捜査関係者は「思い出せない」などと述べ、回答を避けたという。

 デイリーNKジャパン編集部の取材によれば、正男氏は生前、米国政府から銀行送金により、毎月一定額の資金援助を受けていたとの情報がある。もちろん、送金は第三者の口座を介して行われてそうだが、実はその第三者は日本人であった可能性があるのだ。

 今回の公判で韓国系米国人の素性がわかれば、金正男氏を巡って米国内にどのような動きがあったかを知る有力な手掛かりになっただろうが、やはり、そのような情報はそう簡単には出てこない。

 いずれにしても、金正男氏と米国政府との間に接触があり、そのことを北朝鮮当局に知られていたとしたら、それこそが殺害の引き金になったとも想像できる。

 (参考記事:金正男氏を死に追いやった「暴露スクープ」の中身

 実際、正男氏の旅程は北朝鮮当局によって完璧に把握されていたと見られており、少なくとも韓国系米国人と接触していた事実は捕捉されていたのだろう。

 (参考記事:金正男氏を「暗殺者に売った」のは誰か…浮かび上がる「裏切り者」の存在

デイリーNKジャパン
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