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露ドーピング問題にプーチン氏関与か FSBの加担、ロトチェンコフ氏「特別な任務指示できるのは大統領だけ」 

 ロシアのドーピング問題について組織的不正を告発したロトチェンコフ氏が再び衝撃発言だ。一連の問題でロシア連邦保安局(FSB)の加担があったことから、「そのような特別な任務を指示できるのは大統領だけだ」と述べ、プーチン大統領の関与を指摘。やはり国家ぐるみの不正だった可能性がある。

 29日放送のドイツ公共放送ARDのインタビューにロトチェンコフ氏が答えたもので、2014年ソチ冬季五輪のドーピング検査所の所長を務めていた同氏は、プーチン大統領について「全てを知りたがっていた」と証言。同氏からの報告は、当時スポーツ相だったムトコ副首相らを通じて伝わっていたといい、大統領が隠蔽の実態を把握していたことは「否定できない」と述べた。

 ソチでのドーピング問題は、14年12月に発覚。水泳、自転車、バイアスロン、重量挙げ、スキー距離にも“汚染”が及ぶとされ、クロスカントリースキー男子50キロではロシア勢が表彰台を占めていた。ソチではFSBが検査所に頻繁に出入りしていたとされ、証拠のもみ消しに関与したとの見方も出ている。17年11月にはロシア連邦捜査委員会がロトチェンコフ氏が個人的不正に関与したとの捜査結果を発表。一方、世界反ドーピング機関(WADA)は国家ぐるみの関与を認定した。

 来月に韓国で開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪では、国家としてロシアの選手団の派遣が禁じられたが、潔白が証明された169選手の「個人資格」での参加は認められた。

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