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ダライ・ラマ、後継を議論へ 近年体調を不安視する声

 インド亡命中のチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世(82)の後継者について、今年末にも同仏教各派の高僧がチベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラに集まり、選出方法の議論を始める計画があることが分かった。近年体調を不安視する声があり、後継選びへの注目が高まっている。

 後継者はダライ・ラマ死去後に生まれ変わりを探す「輪廻転生」制度で選ばれる伝統がある。しかし、年単位の時間がかかるため、ダライ・ラマを「チベット独立派」と敵視する中国が、この間に独自に15世指名を強行することを亡命チベット社会は警戒。事前に“正統な後継者”の道筋をつける狙いがある。

 亡命政府のロブサン・センゲ首相が共同通信のインタビューに対し、「2018年末か19年初め」に高僧が集まる会議を開いて「後継問題を議論する」と表明した。

 ダライ・ラマは11年、死後を見据えて政治ポストから引退。同年の高僧会議で「90歳になる頃に高僧らと輪廻転生制度を再考したい」とする声明を発表した。昨年、休養を理由に日本やアフリカへの訪問を中止していた。(共同)

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