記事詳細

【富坂聰 真・人民日報】原子力潜水艦が尖閣接続水域に侵入、追尾許す中国の失態 (1/2ページ)

 2018年の幕が明けて間もない1月11日、尖閣諸島沖の接続水域に中国人民解放軍(以下、解放軍)に所属すると思われる原子力潜水艦が侵入したというニュースが日本列島を駆け巡った。

 駆け巡ったというのは、久しぶりのキーワードのそろったニュースで、メディアが張り切っていることが伝わってきたからだ。

 当初、国際面で展開される程度かなと考えていたら、一面トップのニュースとなったので、少し驚いた。

 それほど大騒ぎする話なのかな、というのが私の第一印象だった。

 というのも中国はもとより経済力に見合った海洋への進出を公言していて、宮古沖や津軽海峡を通って西太平洋に向かうことを恒常的に行うとしていた。つまり、日本のメディアが大騒ぎするほとんどの行為を、中国は隠してもいなければ、むしろ国内では「昨年、中国の太平洋への進出はこんなに進みました」と個別事例を挙げて誇っている。

 そして残念ながら空も海も通過が無害通航であれば日本として、それを妨げることもできない。

 そのため当初、私はこれも海洋進出のための一つのデモンストレーションではないかと考えた。

 紛らわしかったのは潜水艦だけではなく海上で中国海軍の軍艦も同時に接続水域へと侵入したこと。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう