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【高橋洋一 日本の解き方】五輪を政治利用するつもりが北朝鮮に利用される韓国政府 「南北融和」の裏で進む核開発 (1/2ページ)

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪への南北合同チームの参加について、韓国国内でも「政治利用」との批判が出ているという。政治とスポーツの距離はどうあるべきだろうか。

 古代オリンピックでは、暴君ネロが予定を変更させたり、自ら競技に参加して1800個の金メダルを取ったりと、究極の政治利用を行ったとされている。

 近代五輪でも、「ヒトラーの五輪」とされる1936年のベルリン大会が有名だ。この大会から始まった聖火リレーは、ナチスドイツの威厳を人々に示すために利用された。

 テロリストがイスラエル選手を殺害した72年のミュンヘン大会、ソ連のアフガン侵攻を非難して多くの西側諸国がボイコットした80年のモスクワ大会、その報復に東側諸国がボイコットした84年のロサンゼルス大会なども、広い意味で「政治利用」の典型だろう。

 五輪憲章では、「オリンピック区域、競技会場、またはその他の区域では、いかなる種類のデモンストレーションも、あるいは政治的、宗教的、人種的プロパガンダも許可されない」とされている。

 この精神からみれば、五輪の政治利用は慎まなければいけない。しかし、ここでいう「プロパガンダ」の定義も曖昧であるので憲章違反と明確にいえるかどうかもはっきりしない。過去も今後も、五輪が国際社会で影響力がある限り、ある意味で「政治利用」は避けられないだろう。

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