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【高橋洋一 日本の解き方】首相のICAN面会拒否騒動 核兵器持たぬ日本になぜ説教、廃絶より不拡散が優先課題だ (1/2ページ)

 ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長が来日し、安倍晋三首相と面会できなかったことが話題になっている。

 フィン氏は12日に来日、16、17日と東京に滞在していたという。一方、安倍首相の動静を見ると、12日午前中に羽田空港を出発し、17日まで東欧6カ国を歴訪した。

 ICANは昨年12月以降、フィン氏が東京滞在中に首相と面会できるよう内閣府に要請していたというが、首相の外遊日程を見る限り、単に日程の都合で面会できなかったのだろう。

 一部報道では、まるで首相が面会を逃げ回ったかのような印象で書かれているが、希望すればすぐ首相に面会できるわけではないことを無視しているような印象を受けた。

 日本の首相はとにかく忙しい。これは、先進国では珍しく首相の動きを分単位で追っている首相動静を見ればわかる。

 筆者も官邸勤務経験があるが、一日のうち大半は外交儀式や各省からの案件処理などに費やされる。外交日程は、国と国との間の約束事なので優先的に扱われる。国内での優先事項は国会日程であり、そのために各省の案件処理が毎日行われている。それらの外交日程と国会日程・各省の案件処理の間に、その他の予定が組み込まれる。

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