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米軍、B2戦略爆撃機「スピリット」をグアム急派 五輪中の北監視を強化

 世界最強の米軍が、北朝鮮への監視をさらに強めた。ステルス性が高く、核兵器も搭載できるB2戦略爆撃機「スピリット」3機を今週、グアムのアンダーセン空軍基地に一時配備したのだ。米国は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピック(2月9日~3月18日)中の米韓合同軍事演習の延期を決めた。軍事的行動を抑制しているようにも見えるが、B2の配備で、北朝鮮に即時対応できることを示しているようだ。

 B2は、空飛ぶ円盤のような外観。核兵器のほか、地中深くの施設を打撃する特殊貫通弾「バンカーバスター」を搭載でき、北朝鮮の軍関連施設を破壊することもできる。

 アンダーセン空軍基地には、「死の白鳥」の異名を持つB1B戦略爆撃機「ランサー」が配備され、たびたび朝鮮半島周辺に飛来している。昨年9月に海の南北境界線である北方限界線(NLL)を越えて飛行した際、北朝鮮がレーダーで同機を把握できず、北朝鮮内に混乱が広がったとの情報もある。

 五輪期間中、朝鮮半島周辺には米軍が誇る原子力空母「カール・ビンソン」も派遣される。今回、B2を配備した狙いはどこにあるのか。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「平昌五輪期間中の安全確保を意識したものだろう。B2はB1よりもステルス機能が高い爆撃機だ。北朝鮮に『いつでも攻撃できるぞ』とアピールする狙いがあり、北朝鮮が暴発しても、対応できる能力を見せつけているのではないか」と話した。

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