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「肛門のない赤ちゃんが生まれた」北朝鮮核開発、被ばく労働の恐怖 (3/3ページ)

 アン氏は、強制的な被ばく労働以外にも衝撃的で生々しい政治犯収容所実態を明らかにしている。例えば「母とその子は収容所内の懲罰棟に連行され、赤子は犬のエサの器に投げ込まれた」など、強制収容所内で常態化している残虐な人権侵害などについても証言し、その多くが「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書に収められている。

 (参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

 金正恩氏が執着する核開発は、周辺国にとって脅威であるのみならず、自国民の安全をも脅かしている。しかしそんなことは、北朝鮮の独裁者にとっては屁でもないのだ。放っておいても、民主主義国家のように選挙で落選するわけでも、デモによって打倒されるわけでもない。民衆が抗議の声を上げようものなら、軍隊を投入して殺してしまうだけだ。

 (参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」

 要するに、民主主義の存在しないことが、北朝鮮の核開発を可能にしているのである。だから北朝鮮に核を放棄させるためには、まずは北朝鮮の民主化が必要なのだ。

デイリーNKジャパン
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