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新成人300人トラブル…着付け業者「はれのひ」トンズラ社長のデタラメ経営 (1/2ページ)

 振り袖の着付けや販売、レンタルを手掛ける業者「はれのひ」が成人式直前にトンズラし、300人程度の新成人がトラブルに遭うという前代未聞の問題。姿をくらましている運営会社社長は、「上場を目指す」「女性が活躍する会社」とキレイゴトをうたいながら、実態は火の車だったという。

 東京都八王子市の店舗で被害に遭った母と娘は、2年ほど前に予約し、振り袖の購入費も含め約60万円を支払い済みだった。生地とデザインを選んだだけで実物は見ておらず「せめて実物だけでも手元に欲しい」。娘は「悩んで決めたのに、なぜこんなことに」と涙を流す。

 警視庁や神奈川県警などに寄せられた相談は9日までに少なくとも百数十件に上った。突然破綻した格安旅行会社「てるみくらぶ」のケースも悪質だったが、一生に一度の舞台を台無しにした「はれのひ」の罪の重さは比べものにならない。

 関係者によると、創業者の篠崎洋一郎社長(55)は茨城県出身で、地元の県立高校を卒業後、アパレル関連や清掃サービス、洋菓子販売会社などを経て、2003年に着物販売やレンタルを手がける企業に入社した。

 5年後に写真館向けのコンサルティング事業を創業し、11年にシーン・コンサルティングとして設立、12年以降「はれのひ」事業を展開し、16年に現社名に変更した。

 直近では横浜、八王子、つくば、福岡の4店舗で展開していたが、同社のサイト(現在は閉鎖)では、《2020年までに100店舗を出店させていく目標》と大言壮語し、《数年後の株式上場も視野》としていた。転職サイトでは財務・経理経験者の募集も行っていた。今年3月の卒業生を対象に新卒採用も募集するなど表向きにはイケイケの成長企業という雰囲気だった。

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