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北朝鮮産「制裁破りシーフード」が中国の市場に (1/2ページ)

 今年8月に国連安全保障理事会が採択した対北朝鮮制裁決議2371号は、北朝鮮産の海産物の輸出を全面的に禁止している。中国当局の厳しい取り締まりで、一時は現地の市場から姿を消したが、今では以前と同じように売られるようになっている。

 (関連記事:中国の市場で北朝鮮産の海産物激減…禁輸措置の影響か

 中国のデイリーNK対北朝鮮情報筋によると、吉林省延辺朝鮮族自治州延吉の複数の市場ではホタテ、アサリ、サザエなど様々な北朝鮮産海産物が売られていて、生きたままで持ち込まれたカニも取引されている。

 別の情報筋によると、これらの海産物は税関を通さずに密輸で持ち込まれたものだ。ズワイガニは500グラム40元から80元(約700円~1400円)で売られており、以前と比べて30元(約500円)ほど安くなっている。

 これは、正規の販路を完全に絶たれた北朝鮮の業者が、中国の業者に買い叩かれいるためと思われる。また、北朝鮮の各貿易会社は、中央に納める忠誠の資金、つまり上納金を確保するためにも海産物を投げ売りしているとも考えられる。

 喜んでいるのは、新鮮な北朝鮮産海産物を安く手に入れられるようになった延吉の市民だ。かつては、北朝鮮産の海産物を見かけたら当局に通報する人もいたが、今では通報するより喜んで買い求める人の方が多いという。

デイリーNKジャパン
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