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安倍首相、特別インタビューで語った北の脅威 慰安婦問題など「歴史戦」で考え方180度転換 (1/5ページ)

 安倍晋三首相(自民党総裁)が「激動の2017年」の最後に、夕刊フジの独占インタビューに応じた。「核・ミサイル開発」を強行する金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮の脅威と、国民と国家を守るための日本の防衛体制、日米同盟を深化させたドナルド・トランプ米大統領との信頼の絆、現実に対応する憲法改正への決意、先の衆院選の総括、「モリカケ問題」への対応、18年の展望など、一気に語った。

 --17年の世相を表す漢字は「北」だった。国民は、北朝鮮の脅威を深刻に受け止めている

 「北朝鮮は1993年、NPT(核拡散防止条約)から脱退し、『ソウルを火の海にする』と脅した。この核危機は、カーター元米大統領の電撃訪朝で収束したが、北朝鮮は『核開発を放棄する』という約束を裏切った。2005年の6者会合の合意も裏切った。国際社会は、北朝鮮の『核・ミサイルを完成させる』という、強い意志と技術力を低く見積もってきた。今まさに北朝鮮の脅威が顕在化している」

 --大丈夫なのか

 「北朝鮮は17年11月、日本海にミサイルを撃ち込んだ。ICBM(大陸間弾道ミサイル)技術の完成には議論があるが、ロフテッド軌道で高度4000キロ以上、約1000キロ飛行したのは事実だ。広島の10倍の威力を持つ核実験も行った。いかなる挑発行動にも屈することなく、毅然とした外交を展開し、国際社会が結束して、北朝鮮への圧力を最大限に高める必要がある」

 --北朝鮮は、日本全土を射程に入れた弾道ミサイル「ノドン」を数百発配備している

 「ノドンの脅威は、2年前の平和安全法制(安全保障法制)の国会審議でも繰り返し訴えた。日米両国で協力して対応する必要があるが、ミサイル警戒にあたる米イージス艦が攻撃を受けても、自衛隊には守る能力があるのに、守ることができなかった。同盟の根幹に関わる大問題だった。同法制の整備で、日米同盟の絆は強固になった」

 「日本の防衛力強化も進めている。弾道ミサイル対応のイージス艦を4隻から8隻に増強中だ。地上配備型の迎撃システム『イージス・アショア』の導入で、防衛能力の抜本的向上も図っていく。国民の安全確保に万全を期したい」

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