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公明“離反”で小池氏正念場 厳しい議会運営、豊洲関連工事の入札改革も暗雲

 小池百合子都知事が土俵際に追い込まれつつある。小池氏の国政進出に反発した公明党の「離反」で支持勢力が過半数割れし、厳しい議会運営が避けられないのだ。豊洲市場の追加安全対策工事も相次ぐ入札不調を受け、都が業者を選ぶ「特命随意契約」への切り替えを検討しているという。「東京大改革」「2020年東京五輪」は大丈夫なのか。

 小池氏にとって希望の党の代表辞任後、初の都議会は荒れ模様だ。

 都議会定例会は6日に代表質問を行うが、公明党は「知事を支えてきたが、一線を画して是々非々で対応する」(東村邦浩幹事長)と連携解消を明言した。小池氏が特別顧問の最大会派「都民ファーストの会」は初当選の都議が多く、かじ取りの手腕に不安が残る。

 さらに、自身が移転を引き延ばしてきた豊洲市場問題がのしかかる。

 都は、これまで透明性や競争性の確保のため、入札改革を進めてきた。だが、試行中の新制度で不調が続き、豊洲関連工事9件のうち、落札は2件にとどまる。

 随意契約への切り替えは、市場業界と合意した来年10月の開場に間に合わせるためだという。だが、随意契約は入札に比べて予定価格が高くなる可能性があるうえ、契約がずれこめば開場そのものが遅れる恐れもある。

 「改革」を標榜(ひょうぼう)しながら混乱を招いては、本末転倒だ。

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