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庶民の食材「産地偽装」し韓国へ!? 北朝鮮、経済制裁対策で (1/2ページ)

 大根の葉を乾燥してつくる「シレギ」は、昔から朝鮮民族が愛用してきた食材だ。保存が利く上に、旨味の強いシレギは、スープの具材に欠かせない。豊かになった韓国でも、今なお愛されている。

 一方の北朝鮮では、シレギはサツマイモの蔓(つる)と並んで越冬に欠かせない重要なビタミン源だ。しかし、国際社会の経済制裁強化で外貨不足に陥った北朝鮮当局は、農民に作らせたシレギを輸出に回している。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

 平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋によると、当局は農家に対してシレギやサツマイモの蔓を乾燥させたものを生産するよう指示を下し、1世帯あたりのノルマを課した。生産されたものは、中国に輸出する。

 しかし、中朝国境沿いの都市に住む情報筋はこの話に首を傾げる。シレギは中国朝鮮族や韓国人には人気の高い食材だが、漢族はあまり食べない。中国でも生産しているため、わざわざ北朝鮮から輸入する必要はないというのだ。

 情報筋は次のような見方をしている。

 「おそらく中国産と偽って韓国に輸出するのだろう」

 韓国の農産物輸出業者も、その可能性は充分あると指摘する。

 シレギは韓国でも生産しているが、手間と人件費がかかるため韓国産は高価になる。そのため、最近では中国からの輸入品が増えているという。ちなみに韓国のオンラインショッピングサイトでは、シレギ1キロが4000ウォンから3万ウォン(約400円~3000円)で売られている。いずれも韓国産を謳っているが、安いものは中国産の可能性が高い。

デイリーNKジャパン
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