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【北朝鮮危機】朝鮮半島有事鍵を握る「マティスの三原則」、軍事力使用は最終的手段 (1/2ページ)

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 米CIA(中央情報局)のジョン・ブレナン前長官は先月、「朝鮮半島で軍事衝突が起こる可能性は20~25%だ」と発言した。日本でも「朝鮮半島有事が現実のものとなる日が極めて近い。米軍の攻撃は今年末から来年早々だ」と主張する人たちが増えてきている。

 小野寺五典防衛相も10月28日、「残された時間は長くはない。今年の暮れから来年にかけて、北朝鮮の方針が変わらなければ、緊張感を持って対応せねばならない時期になってきた。軍事的な衝突になった場合の備えを日米韓3カ国で議論する必要がある」と発言している。

 発言の目的は、北朝鮮の脅威と日米韓の具体的な備えを強調することにより、北朝鮮の無謀な行動を抑止することであろう。

 北朝鮮は、9月3日の「6度目の核実験」と、同月15日の「火星12」とみられる弾道ミサイルの発射を最後に、米国やわが国に対する大きな軍事挑発を行っていない。背景には、米国の軍事的脅威に恐怖を抱いた可能性や、中国が北朝鮮に今までにない強い圧力をかけている可能性、北朝鮮に対する国連の制裁が効いている可能性、次なる弾道ミサイルなどの実験準備に時間がかかっている可能性がある。

 いずれにしろ、この静かな状態がいつまで続くかである。

 私が朝鮮半島有事に関して注目するのは、ジェームズ・マティス国防長官の冷静で論理的な「マティスの三原則」(=筆者が命名)である。

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