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【桂春蝶の蝶々発止。】拉致解決へ日本人の心を一つに トランプ大統領だけに任せていてはいけません (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ大統領が来日しました。安倍晋三首相とのゴルフ外交や、銀座の高級鉄板焼きでの夕食、ハンバーガーでのワーキングランチ…。さまざまなシーンで彩られた訪日劇でした。

 中でも、一番僕が熱い思いを感じたのは「拉致被害者家族との面談」です。これに尽きます。

 実は、トランプ氏が来日した同時期、私はわが娘と仕事の行動をともにしていました。学校の都合で1週間休みとなり、社会見学の1つとして全国各地の独演会で、芸を聴かせて回ったのです。

 「パパって、いつもこんな生活しているの?」と聞かれ、「そうだよ」と答えると、「へぇー、日雇いも楽しそうだね」と言われました(苦笑)。どこで、そんな言葉を覚えてくるのか、あれには一本取られました。

 最終日、新幹線の駅で娘が迷子になりました。幸い5分ほどで見つかりましたが、その間は絶望のふちに立たされました。このまま二度と会えなくなったら? 最悪の状況を想像するほど自分への呵責(かしゃく)も重なり、たった5分で憔悴(しょうすい)しました。たった5分で…親心とはそういうものです。

 1977年11月15日、当時13歳の横田めぐみさんは、北朝鮮の工作員に拉致されました。拉致とは、すなわち「誘拐テロ」です。国連に加盟する主権国家の元首が自ら下した命令で、別の主権国家の国民を拉致して奪い去ったのです。

 めぐみさんのご両親は、僕がたった5分間味わった焦燥感を「40年間」も感じておられるのです。

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