記事詳細

「夕食会なぜ佐賀牛」地元JA幹部、情報収集に大慌て 「トランプ特需」期待も

 トランプ米大統領が来日した際の安倍晋三首相との夕食会で振る舞われた佐賀牛の産地で、需要拡大への期待が高まっている。国内外の注目が集まる献立に選ばれたことで「相当な追い風だ」と地元の生産関係者らの士気が高まっており、厳しい産地間競争にさらされる中での「トランプ特需」を待ち望んでいる。

 佐賀牛のステーキが提供されたのは6日の夕食会。事前に何も知らされていなかった佐賀県や地元JAの幹部は「なぜ佐賀牛が選ばれたのか」「生産者は誰か」と大慌てで情報収集に走った。

 夕食会を取り仕切った政府関係者は「特別な事情はなく、肉が好きな大統領に高級和牛を出したということに尽きる」と話す。一方、佐賀牛の商標を持つJAさがの担当者は「長年ブランドの確立に取り組んできた結果だ」と胸を張った。

 佐賀牛は肉質が最上級の5等級か、4等級のうちサシの多いものを指す。同じ肉でもそれ以下は「佐賀産和牛」と明確に区別し、ブランド価値を保っている。香港などに輸出され、佐賀市の和牛レストランには外国人客も数多く訪れ人気だ。

 8日に記者団に感想を問われた佐賀県の山口祥義知事は「JAへの問い合わせがすごい。(関係者にとって)うれしい悲鳴だ」と笑顔を見せた上で、西海岸が中心の米国市場でのさらなる販路拡大に期待をにじませた。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう