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トランプ氏、初の訪中で過剰要求? 友好ムード演出ウラで習氏警戒 

 アジア歴訪中のトランプ米大統領は8日、ソウルから北京に移り、就任後初めて中国を訪問した。習近平国家主席の案内で故宮を参観するなど友好ムードを演出した。9日に習氏と正式に首脳会談し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応や貿易不均衡の問題を中心に意見を交わす。

 中国はトランプ氏訪中を「国事訪問より格上」と位置付け、習氏とトランプ氏の個人的関係の構築を重視。トランプ氏が4月に習氏を米南部フロリダ州の別荘で厚くもてなした返礼として、習氏夫妻は8日、トランプ氏夫妻を故宮で出迎え、さらに夕食を共にするなどして交流を深める。北京市内はトランプ氏が宿泊するホテル周辺などで厳戒態勢が敷かれた。

 ただ、首脳会談は友好一色というわけにはいかなさそうだ。トランプ氏のアジア歴訪で最大の目的は北朝鮮に核放棄を迫る国際包囲網の強化。北朝鮮に大きな影響力を持つ中国からも協力を引き出したい考えだが、中国はあくまでも対話による解決を主張している。経済でも中国が巨額の対米貿易黒字を抱えていることに不満を示すトランプ氏が過剰な要求をすることを中国は警戒する。(共同)

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