記事詳細

【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】定年退職・引退は会社組織における考え方 起業する若者と高齢者のマッチング面白いかも (1/2ページ)

 元気な高齢者が増えていることで、彼らを積極的に雇用したいと考える企業の動きが活発化している。もっとも、会社を定年退職してから、それまでとまったく違う仕事を始めるというのは大変だけどね。

 以前、ボクがロールスロイスを買ったとき、ガソリンスタンドでガソリンを入れようとしたんだけど、ボクもスタンドのスタッフさんもどこから入れていいのかさっぱり分からず困り果てたことがあった。そのときはたまたま通りかかった高齢のタクシー運転手さんが丁寧に教えてくれたんだ。どうしてそんなに詳しいのか聞いてみると、「昔、ロールスロイスに乗ってたんです。会社がつぶれてしまって、今はタクシーの運転手やってます」だって。

 タクシー業界にこうした人は多い。会社役員みたいな人が運転していて、若い兄ちゃんが助手席に座っているタクシーに乗ったことがあってね。一見すると大先輩の運転を新人が見て勉強しているような構図なんだけど、実際はまったく逆。運転している役員風オジサンが新人で、助手席の兄ちゃんが指導役の先輩だった。

 他の仕事でもそうだけど、こうしたことはできる人とできない人がいる。それまで会社組織で高い地位にいて高給取りだった人にはプライドもあるから、定年退職してから見習みたいなことができるかというと難しいところだろう。自分の経験を生かせる仕事の方がストレスはないよね。

 あとは会社の「相談役」につくというのもある。豊富な人脈と知識と経験もある人がつくようなポストで、何かあった際のバックアップ的な意味合いもあるポストだ。まあ、社長や会長だった人が退任後につくものだから、誰もがなれるわけじゃないけどね。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう