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任侠山口への襲撃「まだ終わっていない」 山口組は今後は? 沖田臥竜氏に聞く (1/2ページ)

 指定暴力団神戸山口組を離脱した任侠山口組の織田絆誠代表(50)が神戸市内で襲撃され、警護役組員(44)が射殺された事件は発生から50日あまりが経過した。兵庫県警は神戸山口組系組員、菱川龍己容疑者(41)を殺人容疑で指名手配しているが、足取りをつかめていないうえ、任侠側からは報復情報が渦巻く。2年前に分裂し、現在3組織に割れている国内最大の暴力団は今後どうなるのか。ヤクザの日常を描いた私小説『尼崎の一番星たち』(サイゾー)を16日に上梓する山口組直系組織元幹部で作家の沖田臥竜氏に聞いた。

 --織田代表襲撃事件の菱川容疑者の行方がつかめない

 「襲撃は成功したとはいえないが、まだ失敗したともいえない。組織として一度で成功しないことは想定内だと思う。襲撃はまだ終わっていないと見るべきだ。任務は続行中で、機会をうかがっているのではないか。組織犯罪に対する刑罰が厳しくなる中で、ヒットマンになるには相当な覚悟もあったはず。簡単にあきらめないのではないか」

 --菱川容疑者の「死亡説」も流れている

 「可能性は限りなく低い。死亡説が出てくるのは警察が行方を追えていないからだ。警察はこれまでの事件でも捜査が行き詰まると『死亡説』『海外逃亡説』をとなえることがあった。今回も捜査関係者が、根拠なくマスコミなどに話したことが伝わり、事実のようになっているのではないか」

 --任侠側からの報復情報もある

 「報復情報は常にある。ただし、警察も対策を早めている。襲撃事件後、神戸山口組の神戸市内の拠点の不動産登記の内容を偽ったとして神戸の若頭を逮捕(その後、処分保留で釈放)するなど、事務所を使えないようにする取り締まりをしている。もし神戸の中核組織である山健組の事務所や会館も使えなくなるとしたら対任侠どころではなく、組織防衛に回らざるを得なくなる」

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