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金正恩氏、庶民からガキ大将のようなカツ上げ (1/2ページ)

 北朝鮮当局は最近、国民から様々な名目で現金を徴収している。国際社会による経済制裁で、資金繰りに苦しんでいることが背景にあるものと思われるが、そのやり方があまりにもみみっちい。平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

 ■兵士は餓死寸前

 朝鮮労働党や朝鮮職業総同盟(職盟)は、党員や盟員から党費、盟費を徴収しており、年間決算総会が開かれる毎年10月には滞納分を納付するよう督促する。情報筋によると、今年は例年にも増して督促が激しいという。

 党費の場合、収入の2%と定められているが、北朝鮮の給与体系はかつての計画経済時代の名残で極めて低く抑えられているため、非常にわずかな額となる。

 まず、平安北道の住民の職業別の月給から見てみよう。

 一般労働者:2000北朝鮮ウォン(約26円)
 文化芸術分野従事者:2500北朝鮮ウォン(約32円)
 漁業従事者:3000北朝鮮ウォン(最高額、約39円)
 鉄道労働者:4000北朝鮮ウォン(最高額、約52円)
 鉱山労働者:5000北朝鮮ウォン(約65円)

 鉱山労働者の場合、毎月の党費は100北朝鮮ウォンという計算になる。日本円でわずか1円ちょっとの額だ。ちなみに、今年9月末時点でのコメ1キロの価格は概ね6100北朝鮮ウォン(約79円)、平均的な4人家族の1ヶ月の生活費は50万ウォン(約6500円)。月給も党費も、あまりにも非現実的な額なのだ。それでも、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の末端兵士の給料よりはマシな数字かもしれないが…。

 (関連記事:兵士の月給はたった9円…金正恩氏の「腹ペコ軍隊」は餓死寸前

 月給が極めて安く抑えられているのは、食料品、生活必需品のほぼ全てを国が配給していたため、無料または極めて安い値段で手に入れられるシステムだったからだ。月給は、嗜好品や贅沢品を買うために国から受け取る小遣い銭のようなものだった。

デイリーNKジャパン
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