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飛び交う「報復」情報…任侠山口トップ襲撃1カ月もほぐれぬ緊張 警察当局は歓楽街対策で抗争阻止狙う (2/2ページ)

 ■暴力団に2億円

 捜査関係者によると、襲撃事件現場からほど近い神戸・三宮の歓楽街では、任侠側が神戸山口組を離脱した4月末以降、両組織がそれぞれ飲食店への巡回を強化したという。地元関係者は「みかじめ料の支払先を神戸側から任侠側に切り替えた店もある」と明かしており、従来の縄張りが崩れたとの見方もある。

 治安悪化を懸念した兵庫県警は5月、「歓楽街特別暴力団対策隊」を発足。歓楽街の取り締まりと並行し、三宮周辺のみかじめ料の支出実態を調査したところ、過去30年間で約150店が暴力団側に総額約2億円を支払っていたことが判明した。

 警察関係者は「かつては暴力団がトラブル解決に役立つと考える人もいた。今後、暴力団との付き合いが損だとの意識を街に浸透させることで、暴力団の資金源を絶つとともに、抗争の防止にもつなげていきたい」と話している。

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