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【日本の選択】立憲民主、共産との連携で「立憲主義」は守れない 自衛隊を「違憲」の存在と位置付けながら… (2/2ページ)

 共産党が奇妙というか、デタラメだと思うのは、自衛隊を「違憲」の存在と位置付けながら、ただちに廃止しないと主張している点だ。これでは「憲法違反の存在を認めてよい」と主張していることになる。極めて危険な主張だと言わざるを得ない。

 自分たちの解釈次第で、憲法上「違憲」とされているものでも認めることができると説いていることになるからだ。要するに、憲法よりも共産党の判断が優先されるというということだ。まさしく「立憲主義」を根底から覆す言説だといってよい。

 立憲主義を守り抜くというのであれば、憲法を形骸化するような共産党のような議論を展開するのではなく、憲法に合致した安全保障政策を立案すべきだ。

 自民党は憲法9条の第3項に自衛隊の存在を明記せよと主張した。真っ当な主張である。これに対し、立憲民主党の枝野幸男代表は「憲法改悪」と批判した。なぜ、日本を守る自衛隊を憲法に位置付けることが憲法改悪なのか、理解に苦しむ。

 立憲民主党は、いかにして日本の平和を守ろうというのだろうか。まったくビジョンが見えてこない。

 ■岩田温(いわた・あつし) 1983年、静岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院修士課程修了。拓殖大学客員研究員などを経て、現在、大和大学政治経済学部政治行政学科専任講師。専攻は政治哲学。著書に『逆説の政治哲学』(ベスト新書)、『平和の敵 偽りの立憲主義』(並木書房)、『人種差別から読み解く大東亜戦争』(彩図社)など。

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