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【日本の選択】立憲民主、共産との連携で「立憲主義」は守れない 自衛隊を「違憲」の存在と位置付けながら… (1/2ページ)

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 希望の党に入党しなかった(できなかった?)政治家たちが集まり、「立憲民主党」を立ち上げた。主義主張にはまったく賛同しないが、政治家としての筋を通しており敬意を払いたい。政治家であり続けるため、昨日までの主張をかなぐり捨てる政治家よりよほど信用できる。

 彼らが重視するのは立憲主義だ。立憲主義とは、権力の暴走を食い止めるために、憲法で権力を縛ることを意味している。権力者であっても従わねばならぬ法があるというのが、立憲主義思想の肝である。

 現在の安倍晋三政権が「立憲主義を踏みにじっている」との指摘は、まったく的外れな主張と私は思うが、「立憲主義」そのものは重要だ。権力の暴走を食い止める仕掛けを作っておくことは、リベラル・デモクラシーの基礎だといってもよい。法を超越して統治するヒトラーのごとき僭主(せんしゅ)の登場は、政治制度として否定しておかねばならない。

 だが、「立憲主義」を守りたいというのならば、立憲民主党が共産党と連携するのでは筋が通らない。なぜか。

 共産党は自衛隊を「違憲の軍隊」と位置付けている。確かに、憲法9条を虚心坦懐(たんかい)に読み返せば、「戦力」を放棄し、「交戦権」を否定している憲法を戴(いただ)きながら、日本に自衛隊が存在していることは、不思議な現実といってよい。

 私自身は、こういう不思議な状態がいつまでも続くことは極めて不健全と考えているから、憲法改正をすべきだと主張している。自国を守る軍隊を持つのは、国家としての最低限の条件だろう。

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