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比例名簿で混乱、異例の発表遅れ…バタつく希望の党、小池氏反撃なるか 石破氏擁立説は否定

 小池百合子代表(都知事)率いる「希望の党」がバタついている。比例代表の正式な名簿発表が、公示当日(10日)にずれ込む異例の事態となり、候補の連絡先も間違っていた。候補者数は、衆院過半数(233)を、わずかに上回る235人だった。先月末に設立した新党だけに慣れない部分もあるだろうが、小池氏はピンチをチャンスに変えられるのか。

 「まったくの無関係です」

 希望の党が10日午前、報道各社に発表した比例単独名簿(34人)に、誤って電話番号を記載された女性はこう困惑した。名簿には当初、必要な順位も付いていなかった。

 同党は前日、都内のホテルで総決起大会を開き、小池氏が「改革の良いチャンス。勝ち抜こう!」とげきを飛ばした。候補者紹介もあったが、樽床伸二党選対事務局長は「バタバタで(比例は)まだ正式ではない」と“見切り発車”を認めた。

 党関係者は「事前に名簿順位が分かると、順位が低い人から出馬辞退が相次ぎかねない」という裏事情も明かした。

 小池氏は今回、「政権選択選挙」と公言しながら、首相候補を明言しない“独特の作戦”をとっている。

 日本テレビ系「news every.」で9日、小池氏は「(党の首相候補は)選挙結果を見て判断する」と語った。

 永田町では先週、野党陣営で選挙後、自民党の石破茂元幹事長を「首相候補」として担ぐ案が流れた。現に、希望の党は、石破氏の選挙区に対抗馬は立てていない。

 石破氏擁立説について、フジテレビの報道番組で聞かれると、小池氏は「考えていない」と否定した。

 当の石破氏は、小池氏について「なめたら大変なことになる」「侮ったら大変な目に遭う」と語っている。

 確かに、たった1人で、民進党出身者の主義主張を180度転換させた剛腕はすさまじい。得意のカタカナ言葉を多用しながら、小池氏は12日間の選挙戦で反転攻勢を試みるはずだ。

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