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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「迷」》働き方改革でさまよう“フラリーマン” (1/2ページ)

 長時間労働を是正し、多様な働き方を推奨する「働き方改革」-。仕事人間の夫の協力をあきらめ、両実家の支援もなく、ほぼ独力で子育てをしながら、仕事と家庭の両立に苦労してきた身としては、これでようやく男性の働き方が変わる、と大歓迎なのだが、先日(9月19日)、NHKの朝のニュース番組を見ていると、「あれれ?」と思う事象が特集されていた。なんと、せっかく仕事が早く終わっても、真っすぐに家に帰らず、寄り道して帰る男性たちが増えているのという。

 その名も“フラリーマン”。

 放送では、夜のゲームセンターを取材し、「フラリーマン増えてますよ」といったコメントを引き出している。書店や家電量販店などで時間をつぶしてから、帰る男性って何? 1人暮らしの独身なら、いざしらず、妻や子供のいる男性なら、家に帰ってから、やることいっぱいあるでしょう? というのが、番組の冒頭を見た最初の感想。しかも、夜の街をふらふら迷走する理由は、「自宅は、子供中心に回っていて、早く帰っても居場所がない」「家事を手伝っても、下手だからうまくいかない」など。

 ある男性会社員は、1年前までは午後10時の帰宅が当たり前だったが、働き方改革で仕事終わりが午後6時になったそうだ。そして、番組の最後には、フラリーマンをしていたことを、共働きの妻に打ち明け、「ほどよく、8時、9時に帰ったほうがいい」とフラリーマンを許されるという内容が放送された。取材を受けた男性たちは、悪びれる様子はなく、実名、顔出し。男性目線に立った、非常に男性に都合良く編集された特集だと思った。

 さすがに女性アナウンサーからは「子どもを育てている女性からしたら、『もう何でもいいから早く帰ってきて、ちょっとでも手伝ってよ』っていうのが本音じゃないかなと、ちょっと思ったんですけど」というコメントがあったが、この特集から透けて見えたのは、まさに、家事と育児など家回りは女性の仕事、男は外で仕事という昔ながらの価値観。「NHKさん。ホントにこれでいいの~?」と思わず、叫びそうになってしまった。

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