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枝野氏設立の「立憲民主党」と同名の政党、100年前ロシアに存在 独裁国家ソ連の誕生阻めず (1/2ページ)

 民進党の枝野幸男代表代行が立ち上げた新党「立憲民主党」と同名の政党が100年以上前のロシアに存在していたことで話題になっている。

 枝野氏は2日の記者会見で党名の由来を問われ、「近代国家の前提である立憲主義、権力は何でも自由にできるものでない。憲法というルールに基づいて決められていること。単純な多数決ではなく、みんなが納得できるようにものを決めていこうという考え方」と説明した。

 一方、ロシア史上の「立憲民主党」(別名・カデット)は当時の皇帝の専制政治(ツアーリズム)だった1905年に西欧の民主主義に精通する学者らによって立憲政治を目指して結成されたものだ。

 現代ロシア論を専門とする新潟県立大の袴田茂樹教授によると「ロシアで20世紀初めに憲法や議会を作って、当時の専制的なツアーリズムから立憲民主主義に変えるべきだと主張した政党。知識人が中心となり、欧州の民主主義のような体制を目指した政党だ」と説明する。

 皇帝による政治に対抗して、憲法や議会を作ろうとする動きを担ったのが立憲民主党員らだという。ロシアを近代化するために「近代国家」の要素を祖国にもたらし、土地などの改革に尽力した。しかし、立憲民主党による革命はのちにレーニンら共産主義者によって取って代わられることとなった。

 「皇帝による体制が倒された17年2月革命で出来た臨時政府で同党が中心となり諸々の改革をうたったが、うまく進まず、10月にレーニン率いる党派『ボリシェビキ』による共産主義革命に至った。立憲民主党の改革が進んでいたらロシアも先進国となっていたという説もあるくらいだ」と袴田氏。現在の日本政治と比べて、こう続けた。

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