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首相の東京不在、危機管理大丈夫? 菅長官ら留守番役

 ■北警戒し演説は午後

 安倍晋三首相(自民党総裁)は、10日公示の衆院選に向け、衆院解散後から精力的に街頭演説などを行い、有権者へのアピールを重ねている。北朝鮮情勢が緊迫しているだけに、一部メディアは頻繁に東京を離れる首相の危機管理姿勢を問題視するが、首相官邸サイドは緊急時は速やかに首相と連絡をとれる態勢を整えているとし、「万全」を強調している。

 「この危ないときに何で選挙やるんですか、という方もいます。しかし、民主主義の原点はまさに選挙です。この選挙が北朝鮮の脅かしによって左右されるようなことがあってはならないのではありませんか!」

 首相は3日夕に栃木県さくら市内で行った街頭演説で、こう訴えた。

 首相は、9月28日の解散後からほぼ連日、街頭や集会で演説を行ってきたが、演説するのは全て午後だ。北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験が午前に集中していることから、午前中の演説は避け、人の集まりやすい午後に集中させているとみられる。

 政府は不測の事態に備え、10月22日の投開票日まで菅義偉官房長官と小野寺五典防衛相が基本的に都内で待機することにしている。

 1日には首相と菅氏が同時に都内を不在にする時間帯があったが、菅氏は2日の記者会見で、内閣法の規定に基づき、野上浩太郎官房副長官が首相官邸に緊急参集できる態勢にあったと説明し、「万全な態勢だ」と述べた。

 政府高官は選挙期間中の危機対応について「首相が遊説などで地方にいたとしても、何か有事が起これば自衛隊機でも何でも使って帰ってくる」と指摘する。首相周辺も「首相が地方遊説に出ても、すぐ連絡できる態勢を取っている」と述べ、危機管理に影響はないと強調する。

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