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失望生んだ前原氏の大見え 民進党閣僚経験者が吐き捨て「小池氏にカネと人を吸い上げられただけ」 (1/2ページ)

 ■乱戦、三極化の構図

 民進党の分裂が2日、決まった。希望の党へ「希望者全員の移籍を目指す」と大見えを切った前原誠司代表の意気込みはまやかしとなり、党も瓦解(がかい)させた。希望の党の小池百合子代表と詳細な候補者調整もできず、枝野幸男氏らとの決別に追い込まれた。「立憲民主党」を設立した枝野氏は共産党や社民党との共闘に活路を見いだす構えだが、野党候補が乱立することも想定され、どちらにとってもいばらの道となる。(水内茂幸、松本学)

 「24年間一緒にやってきて残念だ」。前原氏は2日、枝野氏の記者会見の2時間前に電話し、申し訳なさそうにこうつぶやいた。両氏は平成5年に日本新党で初当選した同期で、四半世紀も政治活動をともにしてきたが、別離の引き金を引いたのは前原氏だった。

 「誰かを排除するということではない。皆さん方と一緒に進むのだ!」

 前原氏は9月28日の党両院議員総会でこう訴え、対応の一任を取り付けたはずだった。しかし、希望の党側はこの段階で若狭勝前衆院議員の政治塾の塾生ら50人以上を公認する方針を固め、民進党出身者を全員受け入れる余地はなかった。

 小池氏は前原氏の合流宣言後、リベラル派を「排除する」と発言を続けた。結果的に民進党の公認予定者だった約210人のうち、60~70人は希望の党に合流できない見通しとなった。

 「希望の党に行けない人を十分ケアすべきだ。民進党出身者がのめないような政策合意は十分こなれたものにしてほしい」

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