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【松井一郎 維新伝心】山尾氏の不倫疑惑、否定するなら反論を ギリギリで踏ん張った前原氏の“危機管理” (1/2ページ)

 山尾志桜里・元民進党政調会長が、既婚者の男性弁護士と不倫していたとの疑惑を週刊文春に報じられた。山尾氏は疑惑を完全否定したが、なぜか8日付で離党した。

 「不適切な関係」があったかどうかは、当事者にしか分からない。大体、「一線は越えていません」や、「あくまでもグレーです」などといった言い訳が出てくる。その昔には「不倫は文化だ」と言い張った芸能人もいた。

 そもそも、不倫は政治家というよりも、家庭人としての倫理の問題である。まずは双方とも家族にきちっと説明し、理解してもらえるように努めることが第一だ。

 ただ、山尾氏はこれまで、自民党議員の不倫問題などを猛烈に批判していた。不倫疑惑を否定するなら、記者会見の質問に応じ、徹底的に説明・反論すべきだった。

 山尾氏は、1日の民進党代表選で選出された前原誠司新代表から幹事長就任を打診されていた。このため、民進党の執行部人事にも影響が出た。

 前原氏としては、党の支持率アップに向けた秘策として、山尾氏の幹事長就任を考えたのだろう。だが、当選2回の山尾氏をそれほどの重職に就けることが適材適所だったのかは疑問だ。

 ただ、前原氏は内心、「救われた」と思っているのではないか。もし、山尾氏が幹事長就任直後に不倫疑惑を報じられ、辞任に追い込まれていたら、目も当てられなかった。政党の危機管理としては、ギリギリのところで踏ん張った。

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