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【夜回り先生・水谷修 天に向かって、つばを吐く】1220万人がこころの病抱えるニッポン 危険な精神科薬何種類も投与されるキケンな現実 (2/3ページ)

 しかも日本では、たばこの中のニコチンやアルコールは、子どもたちのこころや身体、脳の健全な成長に大きな害を与える可能性があるという理由で、法律によって厳しく禁止しています。にもかかわらず、ニコチンやアルコールよりはるかに危険な精神科薬を、中学生や高校生に何年にもわたり投与すれば、どうなるでしょう。その子どもたちの脳や身体、こころに消すことのできない大きな害をもたらします。しかし、日本の多くの精神科医は、平気で何年にもわたり多量の投薬を続けています。

 すべての医師は、その治療計画及び、副作用、治療後の成果について、きちんと患者に伝える義務があり、その行為に責任を取らなくてはなりません。でも、これをきちんとやっている精神科医や、こころの病の治療に関わる医師はいるのでしょうか。

 今、我が国では120万人がうつ病認定を受け、1100万人が、こころの病の治療を受けています。彼らの受けている治療は、ほとんどが精神科薬の投与のみです。ここで使われている治療費は2兆6000億円に及びます。ほとんどが薬代です。この10年間で60倍に増えています。日本は、世界で数少ない精神科薬の複合投与をする国です。危険な精神科薬を何種類も患者に投与します。

かぜを早く治したいからと行って、ブロンやセデス、ルルやバッファリン、葛根湯を一度に飲んだらどうなりますか。先進国の多くは、その危険性に気づき、単薬投与を基本としています。しかし、日本の多くの精神科医は、必ずと言っていいほど数種類の薬を投与します。こんな危険なことはないのに。

 みなさん、国民の10人に1人が、こころを病み、完全な労働ができない国に、明日はあるのでしょうか。私は、ないと考えています。それほど、現在の日本は危機的な状況です。

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